藤垂園の家 2004
『白の空間 リノベーション 』
1階が両親の住まいで、2、3階が家族構成が夫婦と子供2人の今回のリモデル部分です。施主の要望はまず人を呼べる空間を創りたいということでした。リモデル前の部屋は昼間でもカーテンレース(外から見られるということで)がされ照明を付けないと暗いぐらいで、内部の仕上げもひと昔主流だったナラの木目が主体でコーディネーされた空間でした。奥様の趣味であるビーズのアクセサリー創りは本格的で雑誌のコンテストに入選するほどで、週に2、3日ビーズ教室が開かれていました。また、建物も17年経過し、設備関係も老朽化し快適な生活ができないこともあり、まず計画されたのがリビング、ダイニングに対して広いベランダをつけることでした。ベランダの回りはルーバーで目隠しがされ、1階に配慮し床の一部はグレーチングが敷かれ、1階から伸びるしゃらの木を配置することで光、風、緑が感じられる空間を創られ、内部の開口部はロールスクリーンは降ろされることなく、開放感とプライバシーを確保されました。リビングの側にはビーズの創作とインターネットのスペースとして趣味コーナーがとられ、主人の念願の5.1サラウンドのオーディオも配置されました。仕上は白の塗壁にすることで、昼間の自然光、夜の間接照明による陰影のコントラストが感じられる空間になり、内部のインテリアも施主と家具ショップ廻りをしトータルコーディネイトされた空間となりました。玄関では、人を招く操作として上下に間接照明を配置し、床を白の大理石で光を空間に反射させています。
所在地:広島市佐伯区藤垂園 用途:住居 構造:ツーバイフォー工法(既存) リノベーション 2004年
2005.09 TOTO『リモデルスタイルコンテスト』優秀賞を受賞しました。
2005.09 TOTO『リモデルレポート』に掲載されました。
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